こんにちは!
『patisserie avignon(パティスリーアビニヨン)』さんが移転のため7/20をもって一旦閉店してしまうということで、東向島へ。
移転のための閉店なので、いつかまたアビニヨンさんのケーキをいただけるとはいえ、いつ再オープンされるのかもわからないですし…そもそも閉店のお知らせを聞く前から気になっていたので、閉店前には伺いたいなと思い、週間ほど前から予定に入れていました。
本当は先週末も伺えそうなタイミングがあったのですが、土日月限定のケーキが気になり月曜日に伺いました。
目次
patisserie avignon(パティスリーアビニヨン)
「東向島駅」より徒歩4分ほど。改札を出て、右側(マクドナルド沿い)の東向島粋いき通り(博物館通り)を直進。1度だけ右折しますが、地図を見ればわかりやすいので迷うことはないかと。
開店時に全てのケーキが揃っているわけではないとは耳にしていましたが、都合上、早めの時間帯では無いと厳しかったのでオープン20分後程に訪問。
こちらのショーケース横にパンのショーケースもありましたが、やはり早すぎたのかショーケースに並んでいたのはファーブルトンだけ。しかし、有難いことにまだ熱いからショーケースには出せていないけど、大丈夫ですよとおっしゃってくださり、その時すでに焼きあがっていたクロワッサンとクイニーアマンをいただくことができました。
実食
クロワッサン
サックサクのクロワッサン。帰宅後いただいましたが、ほんのり温かくてより美味しい。
バターの風味が心地よく、毎日でもいただきたい。
クイニーアマン
大好きなクイニーアマン。
キャラメリゼってそそられますよね…こちらのクイニーアマンはパリパリと比較的薄め。
バターがじゅんわり。お砂糖もたっぷりまぶされていて、背徳感のある贅沢なお味。贅沢な味わいながら食感はサクサクと軽やかで、気づいた時には最後の一口…やみつきになる1品。
スリジェ
土・日・月曜日限定。このスリジェと出会いたくて月曜日に伺いました…
フレッシュなアメリカンチェリーの中にカリカリのピスタチオ。
アメリカンチェリーがぎっしり。
濃厚なピスタチオのムースリーヌにほのかに甘いアーモンドの生地。
ムースリーヌは口溶けが良く、なめらかで、ピスタチオの香ばしさが印象的。ムースリーヌはもちろん、生地もほんのり甘いのでフレッシュなアメリカンチェリーとのバランスが絶妙。
アメリカンチェリーたっぷりなので、思っていたより軽やかで初夏にぴったりなケーキでした。表面のムースリーヌの下に甘酸っぱいチェリーのジャムが隠れているのもポイント。
タルト ア ラナナス カラマンシ
見た目からも夏らしさ全開。ツヤッツヤで美しい。
カラマンシのジュレに角切りのバイナップルがたっぷり。パイナップルはみずみずしくて、た甘い。これがカラマンシの爽やかなジュレと相性抜群。
土台はサクサク、ザクザクのタルト。アーモンドの香ばしさが強く、またザクザクとした強めの食感なので存在感も。
タルトの上には濃厚なココナッツクリーム。ミルキーで甘く、口いっぱいに広がるココナッツの風味がたまらない。言わずもがな、パイナップルやカラマンシとも相性抜群で、夏らしさ全開のケーキ。タルトの存在感も、ココナッツクリームやカラマンシのジュレ+パイナップルを と一緒にいただくことで和らぎ、絶妙なバランスでした。
エキゾチック
Nouveau
完熟マンゴーとホワイトチョコ。
バニラのババロアとマンゴーのコンポート、パッションフルーツと柚子のクリーム、ココナッツのビスキュイ。
タヒチバニラのババロアが濃厚で、甘美な味わい。きゅんと甘酸っぱいパッションフルーツと柚子のクリーム、甘いマンゴーがバニラのババロアと好相性。
パッションフルーツ、マンゴーといった夏らしいフルーツのケーキなのでバニラのババロアもさっぱり爽やかな仕上がりかと思いきや、うっとりするほど濃厚で甘美な仕上がりでびっくり。また甘みの中でパッションフルーツと柚子の酸味が良いアクセントになっていて、バランスが絶妙。
ココナッツビスキュイのさっくりとした食感と香ばしさも魅力的。
タルト オ キャラメルショコラ オランジュ
今回いただいた中で特にお気に入りなケーキ。
自分の不注意で右上が少し欠けてしまいました。申し訳ない限り…
ふわふわと軽い口当たりのキャラメル風味のミルクチョコレートムースとサクサクのタルト。
タルトは濃厚なガナッシュとオレンジコンフィ入り。ガナッシュはプラリネとグランマルニエもあわせてあるそうで、濃厚でねっとりとしたガナッシュの舌触りと共にグランマルニエの風味が口いっぱいに広がる大人な味わい。
そこにほんのり苦味も感じられる爽やかなオレンジコンフィが加わることで、よりキリッと引き締まる感覚。
中央にはザクザクのプラリネが入っていて、食感の良いアクセントに。
キャラメルの香ばしさが印象的な程よい甘さのミルクチョコレートムースとグランマルニエのきいた濃厚なガナッシュ。ムースはふわっと軽い仕上がりなのに対してガナッシュはねっとり濃厚。重すぎず軽すぎずで適度な重厚感が感じられるチョコレートケーキでした。
想像していたよりグランマルニエがガッツリきいていたのでお酒のきいたケーキが好きな方にはたまらないかと。
ロンサール
Nouveau
スリジェに続いてこちらもピスタチオを使ったケーキ。
香ばしく、豆豆しさも感じられるピスタチオのクリームがたっぷり。
ピスタチオの生地の上にライム香るマスカルポーネのムースといちごのコンポート。香ばしいピスタチオと甘酸っぱい苺の組み合わせは既に出会ったことがありますが、そこにライムの爽やかさが加わるだけで一気に洗練された印象に。
ライムがあるのと無いのとでは大違いかと。キリッと引き締まり、またスッキリとした後味で夏にもピッタリな雰囲気。
サヴァラン
サバランはシンプルイズベストだと思っているのでこのビジュアルはすごく好き。
艶々で可愛い。
ラム酒シロップがひたひたにしみこんだ生地。ひたひたというより、むしろシャバシャバですかね、たっぷりのラム酒シロップ。飲めるケーキという表現に近いレベル。
芳醇なラム酒の香り。お酒感は強すぎず、また甘みがしっかり感じられるのでサバランの中では優しめかと。コクのあるクレームシャンティとあわさることで、より優しい味わいに。
食べていてほっとする美味しさ。中にちょこっと入っていたクレームパティシエールも美味しかったです。
感想
こじんまりとしたお店で落ち着いた雰囲気。どのケーキも美味しかったですが、特にエキゾチックとロンサール、タルトオキャラメルショコラオランジュが好みでした。
いつ、どこに移転するかはまだ未定との事ですが、再オープンしたら是非また伺いたいです。
東向島は少し都心から離れていて行きにくい気がしていましたが、スカイツリーや浅草に近いので、あわせて行くのも楽しそう。ちなみに私も浅草駅で東武線へ乗り換えをする際にどら焼きを買いました…!
通常時と比べてすごく空いていたのでスムーズに購入できました。
お店の情報
patisserie avignon(パティスリーアビニヨン)
- 住所:東京都墨田区墨田3-1-19
- 営業時間:11:00~20:00(但し日曜・祝日は~19:00) 生菓子とヴィエノワズリーが売り切れ次第閉店
- 定休日:火曜日、水曜日
- 公式ホームページ:http://www.g-3080.com/avignon/
最後までお読み下さりありがとうございました。